「止め時?何それ?」なSF人狼ゲーム”グノーシア”をやってみた




ある日、ふとTwitterを流し見していると「Xbox360は携帯ハード!」でお馴染みの荒木美鈴さんが以下のようにツイートしているのを発見しました。

丁度この頃はVitaで剣街をやっていましたので、初めは「ふーん…」程度だったのですが、だんだんと気になって来て、公式サイトを閲覧したり価格とか調べ始めたりして、いやもう手元にVita本体があるし充電もされてるってもう買えってことじゃん!はいこれ運命!

ということでグノーシア買いました。ダウンロード専用で2,480円(税込み)でした。

記事タイトルに既に書いてありますが、グノーシアはSF人狼ゲームです。
私のように"人狼ゲーム"…正式には"汝は人狼なりや?"というものを実際にやったことは無いにしても聞いたことがある方は結構多いかと思います。日本では数年前からよくネット上で見かけるようになった印象ですが、アメリカで2001年に登場したのが始まりのようですね。

これは推理ゲームの類のもので、最終的な目標は村人の中に紛れた人狼を処刑することですが、そこに役割とか特殊な能力、そして嘘を吐いたり裏で協力したりという駆け引きが絡んで来てなかなか一筋縄にはいきません。

グノーシアは、各種要素をSFに置き換えた1人で遊べる人狼ゲームです。

《グノーシアの基本》
・舞台はとある宇宙船の中。

・乗員の中に紛れている敵"グノーシア"を見つけ出しコールドスリープするのが目的。

・議論を重ねた上で多数決によりコールドスリープする人物を決める。

・グノーシアは1日の終わりに乗員1人を消滅させる。

・エンジニアは指定した人物が人間かグノーシアかを判別できる。

・ドクターはコールドスリープした人物が人間かグノーシアかを判別できる。

・守護天使は指定した人物をグノーシアの襲撃から守ることができる。

・AC主義者は人間だが嘘をついてグノーシアに有利になるように立ち回ることができる。

・バグはどちらかの陣営が勝利条件を満たしたときに生き残っていると、宇宙を消滅させる。

乗員が村人、グノーシアが人狼、エンジニアが占い師、ドクターが霊能者、守護天使が狩人、AC主義者が狂人、バグが妖狐の役割ということになります。

しかし"グノーシア"の真の魅力は、美鈴さんもツイートしていますが人狼ゲームとしての面白さだけではなく、癖の強いグラフィックで描かれた癖の強いキャラクター達が織り成すドラマだと思っています。
このゲームは一定の条件下で各キャラクターのバックグラウンドが開示されていくので、「こいつ最初は嫌なやつだと思ってたけど…いろいろあったんだな」とか「普通にいい人だと思ったら頭おかしいやつだった」みたいな事が起こります。

で、その条件を満たすためにはとにかくトライ&エラーで何度も繰り返しプレイしなければならないんですが、1ループが短い(最大人数でやっても15分~20分くらい)ので、どんどん繰り返しやってしまう。

オマケに次周では全員の役割がシャッフルされて、もちろん自分がグノーシア側になることもあり、毎回新鮮な気持ちでプレイすることが出来ます。

しかもプレイすればするほど主人公は経験値を得て能力をアップしたりスキルを覚えたりと有利になっていきます。

この辺がコンピューターゲームならではの要素と言えます。
序盤はともかく登場人物が増えてくるとだんだん難しくなっていきますが、その一方で、勝っても負けても経験値を得て有利になっていくこの難易度の上下が絶妙だと感じます。
あっさり勝てるほど簡単ではないけど、嫌になるほど難しくもないというゲームバランスは、ゲームプレイの満足感という意味では非常に重要ですよね。

いやまぁでも基本的に難しいです。
例え「SQは嘘を吐いている!」と分かっていたとしても、かわいげの数値が高いSQは疑いをかわすことに長けていますし、しつこく疑っていると逆に自分が怪しまれたり、カリスマの高い夕里子様に疑われると初日でコールドスリープされたり(笑)

でも楽しいんです。「うわーマジか(^^;」って笑っちゃう。これは凄いことですよ、理不尽にやられても楽しいって。それはキャラクター達の魅力と1ループの軽さが成せる業でしょう。




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