一応クリアしたので簡単に感想でも。ちなみにPS4版です。

STAR OCEAN5 Integrity and Faithlessness
トライエースが開発する人気シリーズの最新作。
初代が1996年発売なので丁度20周年の節目ということになりますね。
Contents
綺麗だけど好みの分かれそうなグラフィック
PS4ですから流石に綺麗です…が、リアルというわけではありません。
ファンタジーですから極端にリアルである必要はないんですが、キャラクターの物凄いフィギュアっぽさ(アニメ調)は正直好みの分かれるところだと思います。
私はヒロインであるミキの顔がどうも苦手です。余りに目と目が離れすぎていて人間離れしていると感じます。怖い(笑)
しかしそれは最終的には好みの問題でしょうし、リアル調が好きな人も居ればアニメ調が好きな人も居るでしょう。いずれにせよ慣れます。
バトル関係あれこれ
今作には"3すくみ"の要素があります。
小攻撃は大攻撃に強く、大攻撃はガードに強く、ガードは小攻撃に強いといったモノなのですが、ごく序盤の少数vs少数のバトルなら何とか狙って出来るものの、中盤以降パーティメンバーが増え各々が必殺技や術を使い始めるともうダメ。敵の攻撃モーションが見えません。私だけかも知れませんが。
そもそもSOって敵味方入り乱れての大乱闘ゲーな上に技ドーン!術ドーン!もうしっちゃかめっちゃかなゲームではなかったか…なぜそこに3すくみを入れようと思ったのか。
とは言ってもいつもの感じで技連打&術連打で3すくみ完全否定プレイ(笑)でも問題なく進行できるので深く考える必要はないと思います。だからこそ「なぜ3すくみを…」と思ってしまうわけですが。

もう一つ今作の特徴として"ロール"があります。確かFF13にもあったな…。
今までは各キャラクターがそれぞれSPを消費してスキルを覚えていたわけですが、今作ではロールごとに様々な能力が付与されており、それを各キャラクターに数個ずつ付けて攻撃役、回復役、囮役などの役割を与えることになります。
このシステム自体は悪くないと思いますが、キャラクターが固有技的に前衛タイプ後衛タイプで分かれているのでそこまで自由度が高いわけでもないです。パーティメンバーが多すぎてセッティングが面倒にも感じます。
世界が狭い
過去作と比べると行動範囲が狭いと感じました。
作り込みに手間が掛かりそうな今のグラフィック品質では色々と無理があるのかも知れませんが、スターオーシャンである以上は他の惑星を旅できるとか、宇宙要塞とか戦艦の中を探索できるとか、そういうのが欲しかったと個人的には思います。
艦隊戦については方々で言い尽くされていると思いますのであえて言いませんが、もうちょっと何とか出来たんじゃないのかなぁ。

行ったり来たりさせるだけの面倒なだけで面白くもないサブクエストを削り、その辺にもっと力を入れて欲しかったです。
その後の投げ売りっぷりが完成度を物語っている
残念ながら完成度は高くないと思わざるを得ません。
洋ゲーというかオープンワールドRPGを意識しているのか、イベント(会話)中に歩き回れたりしますが、イベント中に歩き回れる=カメラが固定でないため、キャラクターをアップにしたダイナミックな場面は多くありません。
そういったものは一本道でドラマを見せるJRPGにはそぐわないモノだと思います。
個人的には力を入れるところを間違えて、色々とチグハグになってしまったなぁ…という印象です。
2016年8月21日時点、amazonで投げ売り価格2~3,000円。コスパ良いか悪いかは人によると思いますが、JRPGに飢えているなら買ってもいいんじゃないでしょうかね。
オススメ度:★☆☆☆☆
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